最近学生時代が思い出せられるよないくつかのコメントをいただいたので、少々昔話を
させていただきます。
いやあ、それにしても最近のTVゲームはすごいですね。
あまりの画面のリアルさに「映画?」「アニメ?」と驚いてしまいます。
大学卒業後はほとんどTVゲームに興じていない私ですが、大学時代はアフォのように
没頭しておりました。ちなみにハード機種はあの懐かしい「スーパーファミコン」でございます。
いわゆる「カセット」世代だった我々はスーパーファミコンで相当楽しみました。
特にハマったのが伝説の名作「ファミスタ(ナムコ)」。
野球ゲームの王道でございます。
大学時代、一人暮らしでアパートに住んでおりましたが、田舎の大学だけあってなんと
同じアパートの一階の住人が、全員同じ大学、同じ学部という超狭小コミュニティー。
施錠すらしない輩も多く(私もその一人)、プライベートという概念が皆無に近い寮生活
のような4年間でした。
で、授業の空き時間(時には授業がある時間でも)をフルに使って行われていた大会が
「仮想プロ野球ペナントレース・目指せ130試合Mリーグ」。
(MリーグのMは当時のアパート名にあったメゾンのメからきております)
6人の参加者によるゲーム上でのペナントレース。
勝敗はもちろんのこと、各タイトルもそれぞれ集計される、非常にエキサイティングな大会でした。
可能な限り本物のペナントレースを忠実に再現しようとしたこの大会では数々のドラマが
起こりました。
9回裏2アウトで最後のバッターとなりうる打者が凡フライを打ち上げた時点で、
あからさまに「リセットボタン」を押し、「ウァァァァァァーーーーーー」と頭を掻き毟りながら、
叫びながら、ある意味「発作」を引き起こしたまま試合会場から走り去る男。
9回裏2アウトで最後のバッターとなりうる打者が凡フライを打ち上げた時点で、
「あっ」という驚きの声と共に「リセットボタン」を押し、「うっかり押してしまった」という
印象を醸し出し、偶発的な事故を装う男。
9回裏2アウトで最後のバッターとなりうる打者を打ち取る直前に「リセットボタン」
をガードする堅牢な男。
ねちねち負け惜しみ、言い訳を繰り返し、「舌戦」へ持ち込む男(ちなみにこれ私)。
ペナントでの優勝の可能性が無くなり、ひたすら個人タイトル(盗塁王やセーブ王)に固執する男。
うーん、それそれがB’zのように「ゆるぎないもの」ではなく「ゆずれないもの」一つに
拘り続けていました。明らかに先発要員の投手をセーブ王を取らせる為だけに、9回の
一イニングばかりに登板させた画期的な起用法など、その典型的な例と言えるでしょう。
130試合が終わった時のあの達成感以上のものを私は未だ経験したことはありません。
非常に素晴らしい青春の1ページでした。
本当によくやったと思います。自分で自分を褒めてあげたい・・・。
ちなみに、当時大会本部(同じアパート、一階住民の誰かの部屋)が運営上最も苦労したのは
消化試合の調整でした。前述のMリーグの参加者の中で一人だけ違うアパートに住む
友人がいました。無理も無いことですが、どうしても彼だけ、消化試合が遅れていくのです。
しかし、彼は暇さえあればダブルヘッダー、トリプルヘッダーを敢行し、リーグの存続に最大限
の協力をしてくれました。私にとってはその彼(○ッチー)こそがMVPであります。
今日もどこからか懐かしい声が聞こえてきます。
「あ、○ッチー、どうしてもあんただけ試合の消化が遅れ気味なんやから今日は絶対ダブル
ヘッダー以上はしてから帰ってもらうけんね」